イーサリアムの処理性能改善策「オプティミズム」、ソフトローンチ実施

暗号資産(仮想通貨)イーサリアムのレイヤー2プロジェクト「Optimism(オプティミズム)」が米時間15日、メインネットのソフトローンチを予定通り実施したことがわかった。

今回のソフトローンチはまず、DeFi(分散型金融)プラットフォーム「Synthetix」に導入された。これにより、SynthetixのユーザーはネイティブトークンSNXをOptimismのネットワークでステーキングすることができるようになったという。

Optimismプロジェクトは、イーサリアムにおけるネットワーク負荷上昇時のトランザクション詰まりやGas代高騰などの課題点を解決するために、主に「オプティミスティックロールアップ」というレイヤー2の技術を開発している。特にDeFiセクターでの送金頻度が昨年夏より急増してきたため、スケーラビリティの改善は急務となっていた。

現在、OptimismのソフトローンチはSynthetixに限定されたが、2月末〜3月初頭には、誰でもデプロイできるパブリックテストネット、そしてパブリックメインネット(時期未定)も実施する予定だという。なお、それまでには以下の数点を完成させる必要があるとしている。

いくつのフィーチャーズを改善する
バグバウンティを実施する
ユーザーのフィードバックを組み込む
パブリックメインネットまで、パブリックテストネットの改修、コードフリーズ、及び監査

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